Medicare改革法 概要

  1. 処方薬割引カード
    1. 2004年4月に、全Medicare受給者に配布する。
    2. 割引率は15〜25%。
    3. 2004、2005年について、低所得受給者は年間$600の補助を受ける。

  2. 処方薬に関する標準的保障(2006年)
    1. 免責額 $275。
    2. $2,200までは75%保険支払。
    3. $3,600以上はカタストロフィック・カバー。ただし、5%の自己負担(低所得者には軽減措置あり)。
    4. 保険料は、平均$35/M。

  3. 政府保証
    各地域の受給者は、最低限、処方薬プラン(Prescription Drug Plan, PDP)一つと総合プラン一つにアクセスできるようにする。
    もし総合プランがなければ、2つのPDPを用意する。

  4. 低所得受給者への支援
    1. 貧困レベル135%以下の受給者の自己負担は、genericで最高$2、その他で最高$5とする。
    2. Medicareで処方薬の保障を受けられない受給者は、Medicaidでカバーする。

  5. 退職者の保障
    1. Medicare同様の保障を提供している退職者医療プランに対して、$250〜$5,000の範囲の処方薬コストについて、28%の補助金を提供する。
      この補助金は、非課税扱いとする。
    2. 企業は、退職者医療プランに対して、保険料補助や自己負担補助を提供することができる。

  6. 民間保険プランの導入と競争
    1. 2004年に、100%出来高払い制の民間プラン(fee-for-service, FFS)を導入する。
    2. 2010年から6年間、実験的に、6つの大都市で、伝統的プランとFFSのコスト比較を行う。

  7. 処方薬の再輸入
    カナダからのみとし、FDAの認可が必要。